そらまめ日記

遠い日の記憶~家族の会話~ひとりごと~
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白洲正子+河合隼雄

今日の本は、白洲正子「名人は危うきに遊ぶ」

白洲さんは、次郎さん正子さん、ご夫婦揃って私の好きな作家です。
作家として、というよりは、その生き方に惹かれます。

言うべきことを言い、すべきことをする…
言葉にすると簡単ながら、どの時代もこれを実践するのは難しい…

彼らの、些末なことに惑わされない芯のある発言が心に響くのは、
それが文字だけでなく、行動を伴っているからかもしれません。

でも、今回私の心に飛び込んできたのは、正子さんの文というよりは、
精神科医・河合隼雄氏との対談部分でした。

若い頃の彼は、医師として
「一所懸命自分の力で治そうとしました。
でも、この頃になって気づいたんです。
放っておいたほうがいいってことがね。
放っとけば風とか空気とか太陽などが自然に治してくれる。
ただし、わたしがそこにいなくてはダメなんです。
そこにいて何もせずに待っているだけです。
ただし、これは自分だけのやり方で人に強いることはできません。
人はそれぞれちがうやり方でやればいいのです」

ということは、究極の所自分自身を発見することが大事なので、
それがおのずから患者の治癒につながって行く。
情けは人のためならずで、広くいえば輪廻の思想とも
相通ずるものがある。

と、正子さんは受けておられます。

そこに悪いもの、治(直)すべきものを見るのではなく、
それをまず受け入れることから始まる何かがあるということを、
そう遠くない過去の私たちは
当然のこととして知っていたのではないかと思うのです。

そして、そこに寄り添うだけの時間と心を、
皆が持っていたのではないかと。

「勝つ」とか「負ける」とか…
それがなんぼのもんじゃい!?と正面切って言える
大人らしい大人がもっと増えたら、
子供らしく生きていく子供も、もっと増えるんじゃないでしょうか。

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