そらまめ日記

遠い日の記憶~家族の会話~ひとりごと~
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手嶋龍一のインテリジェンス

「スギハラ・ダラー」という新著に惹かれて、ではまず旧著から…と、元NHKワシントン特派員だった手嶋龍一氏の本を読み漁っています。大変オモシロイ!

各国首脳や政府高官の取った行動の歴史的意義やエピソードをちりばめた「葡萄酒か、さもなくば銃弾を」、はっきり“あの人でしょ?!”とわかる官僚や北朝鮮問題に触れつつ、フィクションとノンフィクションの間をするりとかわして読ませる小説「ウルトラ・ダラー」や、湾岸戦争時の日本政府の無能さを詳らかにした「外交敗戦」等々…、どれもこれも、近くにいた人でなければ知り得ない情報の宝庫でありながら、彼らから距離を保った冷静な目でバランスよくそれぞれを描いてる…。

う~ん、日本のマスコミがこの知性のかけらでも持ってくれていたら…と、思わず天を仰いでしまう…。手嶋さんだって元マスコミの人なのだから、どこかには存在しているのだと思いたいですが。

インテリジェンスという仕事、最近よく耳にするようになってきましたが、そういうものの見方、考え方、人との接し方は、やはり特殊な技能であるように思います。

私が常々思う“頭がいい”ということの意味を、正にインテリジェンスというプロ集団が実行しているのだろうなと…。日本では、たくさんインプットした人が頭がいいと言われることが時にあるけれど、本当は、インプットした情報ををどう活かすか、つまりどうアウトプットするかに“頭がいい”ことの真の意味と価値があるのだと思うのです。

そういえば、元外交官の佐藤優さんの書く文章も、その分析能力の高さに唸らされたことがあります。彼らインテリジェンス(もしくはそれに近い役割の人々)の書く文章に共通しているのは、大いに自分自身の言葉でありながら、全く他人目線であるかのような突き放した精緻で冷静な文章。情報量の多さとそれが生き生きと色を持っていること。人をみる眼差しの根底に愛があること…。

息子によく話すのは、知識はたくさんあった方がもちろんいいけれど、あったからといってそれは「なんぼのもんじゃい」ということだよ、と。持っているものをどう生かすか、どう世の中のために使うかを熟慮し実行して初めて、その知識も能力もその人自身も、活かされたことになるのだと思うよと…。

息子にも読ませたいから、手嶋さんの本、大人買いしようかな…(^^;
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